掃部家の相続

掃部家は本家といくつかの分家があります。
掃部若竹、掃部青竹、掃部笈竹は本家で、前当主掃部煤竹(故人)、現当主掃部梅の間に生まれた子供です。跡継ぎは順当に行けば長男である若竹だったのですが、若竹と青竹は掃部の思想に反対して家を出てしまったため、三男である笈竹が跡継ぎとなりました。笈竹は優秀であり、当主になるのになんの問題もなかったのですが、コロシアイにて死亡してしまったため掃部家は相続の危機に見舞われます。
掃部煤竹の弟、掃部竹光という若い男もいたのですが、彼には全くと言っていいほど才能がなかったため、当主にはなれないとして家を追い出されています。
また、分家には掃部鞴という子供もいたのですが、彼もまた掃部の思想に反して目立つ行為を繰り返したことで家を追われてしまいました。

そのため跡継ぎが出来そうな人間がいなくなった掃部家は、よそから養子をとって跡継ぎにすることを試みました。そうして連れてこられたのが掃部笹彦(五色笹彦)です。しかし笹彦は想定以上に責任感がなく、当主に向いていなさそうだと言うことで掃部家は焦っています。