森の奥の館で一家惨殺事件 娘1人生還

森の中の人里離れた小さな洋館、ブライオニ荘で、███さん(33)、███さん(34)が惨殺されているのが発見された。その2人の娘と見られる███さん(12)は腹部に重傷を負ったものの、病院へ運ばれ一命を取り留めた。
発見したのは定期的に館へ配達に来る配達員。発見時、館の外には男性のものと見られる足跡が伸びており、室内は荒らされ、金目のものはほとんどなくなっていた。森の中に血まみれの男物のコートが脱ぎ捨てられており、その辺りから足跡は消えている。状況から、警察は強盗の犯行だと推測し、捜査を進めている。
被害者は双方とも、顔を大きく損傷しており、原型を留めないほどだった。館内は血まみれであり、指紋なども残っておらず、犯人の特定は難しいとのこと。じつに残忍かつ抜け目ない犯行から、犯人はよほど頭のきれるものと思われた。

現在、容疑者として挙げられているのは第1発見者である配達員の男性、被害者である███さんの元使用人、殺害方法が酷似している殺人鬼の3人である。

(5年前の新聞記事より引用)