《彼、いいえ彼女は、白馬の王子様なんかじゃなくって、白馬のお姫様だったのです!》
羅生門葛の小学生の頃の嫌な思い出、演劇でお姫様役に選ばれた時の出来事に重ねている。
また、話の内容のモチーフはジャンヌ・ダルク。
舞台に連れてこられた羅生門葛ははじめ「王子様」として振る舞う。しかしモノ枠により衣装替えをさせられ、美しいドレス姿の「お姫様」へと変わる。
性別を騙していたことを兵隊役の機械たちに責められ、殺されそうになる。そのため馬に乗って逃げるが、道半ばで息絶えてしまう。
死んだ羅生門葛は首を切られ、二度と悪さができないようにと灰になるまで燃やされてしまう。描写は無いが、きっとその後灰となった彼女はセーヌ川に流されたのであろう。
矢、剣、グングニルなどにより数十箇所刺されたことによる失血死